統計検定2級の学習を始める前に知っておきたい3つのこと

解答用紙と砂時計

 

別記事「私の統計検定2級合格まで軌跡。何時間学習したの?どうやって試験対策したの?」では、著者が統計検定2級の合格までに費やした時間や勉強法について紹介しました。

ですが、前回の記事では、統計検定2級の初学者に向けてご紹介しきれなかった内容があります。

 

ということで、今回の記事は、

  • 統計検定2級の学習を始める前に知っておいた方がいいことを知りたい

 

という人に向けて、統計検定2級の学習を始める前に知っておきたい3つのことを紹介していきます。

 

 

統計検定2級の学習を始める前に知っておきたい3つのこと

 

試験勉強と合格祈願とだるま

 

統計検定2級の学習を始めるにあたり、知っておいておきたい3つのことは、次の通りです。

 

  • 一般電卓のメモリ機能を使いこなせるようになろう
  • 1問2分を目標にして時間管理を行おう
  • 計算結果と選択肢の答えが合わない場合があることを知っておこう

 

一般電卓のメモリ機能を使いこなせるようになろう

 

統計検定2級では、一般電卓の使用が認められています

経理職などのように、普段から一般電卓(実務電卓)を使っている人や、簿記試験で一般電卓の使い方を覚えたという人でであれば、統計検定2級で一般電卓を使用するにあたって、特に心配はないと言えます。

 

しかし、日常で一般電卓を使用することがなく、

  • スマホの電卓機能を使っている
  • 関数電卓を使っている
  • エクセルで計算している

 

という人であれば、一般電卓に慣れる必要があります。

 

というのも、一般電卓のメモリ機能を使いこなせるようになる必要があるからです。

 

著者自身、関数電卓に慣れ親しんできた人間なので、統計検定の試験でも関数電卓を使用したいところなのですが、統計検定の試験では関数電卓の使用が認められてないため、一般電卓の操作に慣れる必要がありました。

 

ここで、「電卓なんて何も難しいことないじゃん」と、思われる人がいるかと思います。

 

ですが、一般電卓では、四則演算における括弧が使えないのです

 

そのため、たとえば、(6+4)÷(2+3)のような計算をしようとしても、括弧が使えないため、6+4÷2+3と電卓に打ち込んでも、小学校で習った四則演算の原則の乗除算が先に計算されるルールで計算されるため、6+4÷2+3=6+2+3=11 という具合に、意図しない計算結果になってしまうのです。

 

ここで必要となってくるのが一般電卓におけるメモリ機能というわけです。

 

メモリ機能を使うことで、先に2+3を計算したうえでメモリに登録し、次に6+4を計算し、最後に、前の計算結果÷メモリに登録された値を求めることで、(6+4)÷(2+3)が計算できるようになるのです。

 

さらに、このメモリ機能は使い方を覚えればいいというだけではありません。

試験ではそれなりの計算量が必要となる問題も多く出題されるため、このメモリ機能を、何も考えず反射的に扱えるようになっていることが望ましいのです。

そのため、過去問などで学習を始める段階から、スマホや関数電卓を使うのではなく、一般電卓を使うようにして、メモリ機能を含めた電卓操作に慣れるようにしてください。

 

また、使用する一般電卓としては、メモリ機能だけでなく、平方根(ルート)が計算できる一般電卓を選ぶようにしてください。
標準偏差を求めるなど、平方根を求める場面は数多くあり、平方根を電卓なしで計算するのは現実的ではありません。

 

ちなみに、これは著者の経験した実話になるのですが、受験表の注意事項に「関数電卓の使用は不可」としっかりと書いているにも関わらず、試験本番で関数電卓を持ち込んでいた学生と思われる受験者がいました。

その受験者は、試験前に試験官から、関数電卓はNGである旨を言い渡され、最終的には電卓なしで受験していました。

その回の試験内容は、電卓なしで問題を解くには非常に難しい試験内容であったため、その受験者がどんなに優秀だったとしても、合格は厳しかったように思います。

 

ということで、みなさんはくれぐれも、試験当日に電卓を忘れる、または使用が認められていない電卓を持ち込むなどのミスはしないよう、注意をしてください。

 

1問2分を目標にして時間管理を行おう

 

統計検定2級では90分間の試験時間でおおよそ35問解く必要があります。

著者自身、過去問をはじめてやった1周目は、知識が定着していなかったこともあり、過去問1回分を解くのに90分を超えるケースが数多くありました。

 

試験においては、解けそうで解けない問題に遭遇した場合、その問題に時間を費やしてしまうと、残りの問題を解く時間がなくなってしまう可能性が出てくることから、ひとつの問題に時間をかけてはいけません

 

そのため、著者は1問あたり2分の時間配分を意識して、問題を解くように決めていました。

 

具体的には、たとえば、試験12問目で考え込んでしまい、時間が想像以上に経過してしまったと思った場合は、その段階での時間が試験開始から24分を基準とし、もし24分を超えていなければもう少し粘ることを許し、もし24分を超えていた場合は次の問題に移る、といったタイムマネジメントをしていました。

さらに、1問解く度に時計に目を配るは、集中力的にも時間的にもロスがあるので、順調に問題を解けていると感じている場合は、10問ずつ時間を確認するようにしていました。

 

もし、すべての問題が1問あたり2分で解けた場合は、35問を70分で終えることができるので、残りの20分を確認の時間に充てることが可能となります。

一方で、もし1問あたり2.5分かかってしまった場合は、35問を87.5分で解き終えることになるので、確認時間はほぼゼロになってしまいます。
そのため最初の10問で25分以上、最初の20問で50分以上かかってしまっている場合は、試験問題を見直す時間がなくなっている状態だと考えた方がいいです。

 

いずれにしても、一つの問題に執着してしまうことが命取りとなってしまうので、1問2分を目安に試験の時間配分を意識するようにしてください。

 

計算結果と選択肢の答えが合わない場合がある

 

最後に紹介するのは、計算結果と選択肢の答えが合わない場合があることを知っておこう、ということです。

過去問の中で、電卓で計算し求めた計算結果と、選択肢にある答えの値が合わないことが、ままあります。

そして、こういった事態が発生すると、自分の計算ミスを疑って電卓を打ち直すことになります。
さらに、電卓を打ち直しても答えが合わない場合、根本的な計算ミスがあるのではないかと、色々なことを疑い始め、泥沼にはまってしまう可能性があります。

 

しかし、統計検定2級の過去の試験問題には、計算結果と選択肢の答えが合わない問題が出題された例があります

 

たとえば、ある年は、計算結果が3.24であるのに対して、選択肢にある正答は3.20と小数点第2で違っていました。
また、ある年は、計算結果が0.1469なのに対して、選択肢にある正答は0.16と、小数点第3位で四捨五入しても値が合いませんでした。

 

日本で数学教育を受けてきた著者からすると、選択問題なのに値が合わないのは、自分の計算間違いとしか思えません。

 

一応、過去問問題集の解答によると、別の解き方をすることで、選択肢にある正解の値が導出されることが書かれています。

しかし、統計検定2級の知識の範囲で解ける計算方法では、選択肢にある値とは合わないのですから、著者だけでなく、日本で数学教育を受けてきた多くの人が同じような罠にはまってしまいかねません。

 

著者が把握していうる限りでは、次の年の問題で計算結果と正解が合わないケースとなります。

  • 2013年11月 問12(1)
  • 2015年6月 問11(1)
  • 2017年6月 問11

 

もし、こういった自身の計算結果と選択肢の値が合わない事態に遭遇した場合、一度は電卓を叩き直す余裕があることが望ましいですが、最終的には最も値が近い答えを選ぶ勇気が必要となる場合があることを覚えておいてください

 

まとめ

 

今回の記事では、統計検定2級の学習を始める前に知っておきたい3つのことを紹介していきました。

  • 一般電卓のメモリ機能を使いこなせるようになろう
  • 1問2分を目標にして時間管理を行おう
  • 計算結果と選択肢の答えが合わない場合があることを知っておこう

 

いずれも、統計学の学習とは異なる試験対策に関わる内容ではありますが、試験にしっかり合格するスキルも重要なスキルであると言えますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

じゃあ

 

関連記事

統計検定2級で覚えておきたい公式&定義

統計学初学者に統計検定2級をすすめる3つの理由

 

ABOUTこの記事をかいた人

パラレルキャリア研究会創設メンバー 岩手県出身。東北大学工学部卒、同大学院工学研究科修了。半導体メーカーに入社後、エンジニアとして半導体製品の企画・開発に従事。30代後半に軸ずらし転職でキャリアをシフト。本業の傍ら独学でPython&統計学を学習中。1児のパパ。趣味は日本酒、ロードバイク。中小企業診断士、SAKE DIPLOMA。