【80切り ベスト75】アラフィフ・ゴルファーが16ヶ月で達成した練習プロセス

アイキャッチ画像;アラフィフおじさんgoflerが1年4ヶ月で80切りを達成したプロセス

2021年10月から日本とアメリカの2拠点生活になったことが切っ掛けとなり、2022年6月にゴルフの魅力に目覚め、約16ヶ月でスコア120超えからベスト75を達成しました。まだまだ途上段階ですが、備忘録としてこれまでの課題克服と練習内容について記すことにしました。

練習風景

バックグラウンド

ご自身のスポーツ歴や年齢による体力や身体の柔軟性、ゴルフクラブのセッティングなどがゴルフの上達スピードに大きく影響すると思いますので、最初に私のスポーツ歴やゴルフクラブのセッティングや飛距離について記します。

スポーツ歴

小学生の時に野球、中学生と高校生では柔道とシュートボクシング(格闘技)をやっていました。大学では、野球サークルに入っていました。両親が大のゴルフ好きだったため、小学の時に練習やラウンドに何度か行ったことがあります。中学と高校ではゴルフをやった記憶はありません。大学生になってからは、両親のゴルフクラブを借りて友人と何度かラウンドをしていました。その後、社会人になってからは20年以上全くゴルフから遠ざかっていました。

小学生の時に野球をやっていたこと、身長は179cmあるので一般ゴルファーより飛距離は出ます。ただ、ボールが左右に大きく曲がりOBを連発していたのがラウンドでの記憶です(笑)

クラブセッティング(本数の変遷:11本→12本→13本→14本)

2022年6月の渡米前にゴルフを本格的に始めようと思い、日本で初めて自分専用のゴルフクラブを購入しました。ただ、どのようなクラブが自分に合うのか、メーカーも必要なクラブの番手も分からなかったので、大学時代にラウンドをしていた友人にどんなクラブを使っているか聞いて、全く同じSRIXONの5番アイアンからPW(スチールシャフト:6本セット)を購入しました。それに合わせてSRIXONのZX5のドライバー(1W:単品購入)とZXのクリーク(5W:単品購入)、SRIXONのAWとSW(スチールシャフト:2本別売)も購入しました。最後に、両親からパター(1本)をもらい、合計11本のクラブで練習を始めました。

その後、100切りを達成したタイミングでSRIXONの4番ユーティリティ(22度、スチールシャフト)を買い足しました。合計12本のクラブになりました。

さらに、スコア90切りを達成したタイミングでSRIXONの3番ユーティリティ(19度、カーボンシャフト)とオデッセイのニューマレット型パターのトリプルトラックELEVENを購入しました。合計13本(パターは入れ替え)のクラブになりました。

最後に、スコア85切りを達成したタイミングでロフト角60度のClevelandのロブウェッジ(バンス10)を購入し、5番アイアンと4番ユーティリティ(22度、スチールシャフト)の飛距離があまり変わらかったので、SRIXONの4番ユーティリティ(22度、カーボンシャフト)に買い替えました。合計14本(4番ユーティリティは入れ替え)のクラブが揃いました。

【現在のクラブセッティング(合計14本)】

画像:14本のクラブセッティング

番手ごとの平均飛距離(コース用本ボールで計測)

番手ごとの平均飛距離は、屋外練習場に設置されていたトップ・トレーサー(TOPTRACER)とシミュレーションゴルフ(SMARTGOLF)に導入されていたOK ON GOLFで本ボール(コースボール)を使用して計測した2023年9月時点の平均飛距離です。

  • 1W(10.5°、カーボンシャフト):270〜290ヤード
  • 5W(18°、カーボンシャフト):240〜260ヤード
  • 3U(19°、カーボンシャフト):220〜230ヤード
  • 4U(22°、カーボンシャフト):210〜220ヤード
  • 5I(24°、スチールシャフト):190〜200ヤード
  • 6I(27°、スチールシャフト):180〜190ヤード
  • 7I(31°、スチールシャフト):170〜180ヤード
  • 8I(35°、スチールシャフト):150〜160ヤード
  • 9I(39°、スチールシャフト):140〜150ヤード
  • PW(44°、スチールシャフト):120〜140ヤード
  • AW(50°、スチールシャフト):80〜100ヤード
  • SW(56°、スチールシャフト):50〜80ヤード
  • LW(60°、スチールシャフト):10〜40ヤード

実際のラウンドだとライの高低差や風向きがあるので、飛距離のブレ幅がもっと大きいと思いますが、シミュレーションの計測だとざっとこんな感じになります。

芯付近でボールを捉えたときの平均飛距離は、16ヶ月間で大きな変化はありません。練習やラウンドを重ねるにつれて、ミート率やスイングの再現性が高まり「飛距離」と「方向性」が安定してきたので、平均飛距離からのブレ幅(分散)がどんどん小さくなって行きました。

日本とアメリカの練習環境の違い

2011年10月から日本とアメリカの二拠点生活をしており、日本とアメリカでのゴルフの練習環境はかなり異なります。それぞれのメリットを活かす練習方法を実践しました。日本では、シュミレーションゴルフを活用したスイング映像のチェックとクラブの軌道やボールの弾道を数値で見ることで上達への課題発見に注力しました。一方、アメリカではゴルフコースに併設されているドライビングレンジとアプローチ&バンカー練習ができ、パターグリーンでロングパットの距離感まで練習できたので、芝生や起伏のあるライでも自分の課題が克服できているか試行錯誤する実践的な練習の場として活用しました。

日本での練習環境

日本では、ネットまで120ヤードぐらいあるいわゆる屋外練習場(久我山ゴルフ)とシュミレーションゴルフ(SMATGOLF久我山店)が練習の拠点でした。久我山ゴルフには全打席トップ・トレーサーが設置されていたので、番手ごとにボールの軌道やキャリーと飛距離などが計測されます。スマートゴルフ(SMARGOLF)にはOK ON GOLFというシミレーターが導入されています。

SMARTGOLFに導入されている「OK ON GOLF」のシュミレーターは、番手を選択して試打すると、「ボールヒット時の入射角」、「ボールヒット時のクラブ軌道(Inside-OutやOutside-in軌道など)」、「ボールヒット時のフェース面の向き(ClosedかOpened)」、「ボールのスピン量(前後・左右)」、「ボールスピード」、「ミート率」、「ボールの軌道(フェードやドローなど)」、「ボール着弾時の角度」、「最高到達点」などが数値で画面に表示されます。また、「正面と背後」、「ボールヒット時のクラブヘッド」の映像がスロー再生されるのでスイングフォームのチェックやクラブ面の軌道を確認することができます。さらに、スマートゴルフで販売している測定用の本ボール(コースボール)を購入すれば、本ボールでデータが取得できます。

【OK ON GOLFで計測できるデータ】

画像:スマートゴルフ(OK ON GOLFシュミレーター)

 

アメリカでの練習環境

アメリカでは、コロラド州デンバーにあるCity Park Golf Course(パブリックコース)に併設されている300ヤード以上あるドライビングレンジ、アプローチ・バンカー場、パター場で練習をしました。

【CIty Park Golf Courseの上空写真】

City Park Golf Courseの上空写真

夏場(5月から9月まで)は、芝生の上からボールを打つことができるので、「足場の傾斜」「ボールのライ」「アライメントの取り方」など実践に近い環境で練習ができます。特に、「20ヤード以上のロングパットの距離感」や「ラフの長さやラフの芽の方向」を考慮したアプローチショットは、日本の屋外練習場やシュミレーションゴルフの練習マットではできない練習です。

【アプローチ&バンカー練習場の風景】

画像:アプローチ練習

 

【パター練習場の風景】

画像:パター練習

 

【ドライビングレンジの風景】

画像:ドライビングレンジ

上達に必要なことは全てYouTubeとスイングデータから学べる

シュミレーションゴルフの体験レッスン(1回限り)以外に、これまでゴルフのレッスンに通ったことはありません。

5年以上前だったら、レッスンに通うことはゴルフ上達において最も効率的だったと思いますが、スイングの軌道やボールの弾道が映像やデータでデジタル化(数値化)され、ゴルフYouTuberが「レベル別」や「課題別」にノウハウを動画で無料公開している現在、レッスンに通うことは「決められたレッスンの時間枠」や「費用」などを考えると、効率的な手段であるといえなくなってきているように思います。

私は小学生の頃に野球をやっていたので、当初は野球スイングが強くボールをアウトイン軌道で打ち込む癖があり、フルスイングの再現性も低く、特にドライバーはスライスばかりでした。これも自分のデータやスイングの映像を見ることで課題(改善すべきポイント)を認識することが一人で十分できます。課題が認識できたら、それに合致したコンテンツをYouTubeで探せば、初心者から中級者がぶち当たる課題の解決方法は動画で網羅されています。あとは、自分が気に入ったYouTuberを見つけ、課題別の対策動画を繰り返し観て、それを練習場で実践し、スイング映像とデータで課題が克服できるまでPDCAサイクルを回すことでレッスンプロを目指すとかでなければ、ゴルフは上級者レベルまで上達できると思います。

一方で、ゴルフの練習以外の課題があります。たとえば、「頭で課題の解決方法を理解しているけど身体が思ったように動かせない」、「練習頻度や練習量が足りない」などの身体的、時間的要因があります。これらの要因は、「加齢や怪我で身体が硬くなり思うようなスイングの軌道が描けない」、「仕事や家庭が忙しくて週1回程度の練習がやっと」など個々の事情でなかなかゴルフが上達しないといったケースがとても多いように思います。このような場合は、身体が硬いのであればドクターストレッチなどに通って改善できないか、仕事や家庭が忙しければ「タイムマネジメント」の工夫でゴルフの練習時間を捻出するようにするなど、このブログで伝えること以外の対応策が必要になると思います。

話がやや逸れましたが、上のような上達を阻むさまざまな個人の事情はあるにせよ、10年以上前に比べるとゴルフ上達のハードル(時間と費用)は圧倒的に下がっています。①初心者でも易しいクラブや飛距離アップのボールなどの道具の進化、②スイングの軌道やボールの弾道がデータ化・映像化され、上達への課題が見える化され、素人でも自分の課題が明確にわかる、③ゴルフYouTuberが無料で動画レッスンを提供している、この3点がゴルフ上達のハードルを圧倒的に下げている要因です。ひと昔前に比べると、レッスンプロの指導を受けなくても個人でもゴルフの上達のPDCAサイクルが高速に回せ、お金をかけなくても上達できるようになったと感じています。

ゴルフ初心者レベル(〜6ヶ月目):スコア100切り達成

主な課題:フルスイングの再現性(ミート率)を高める

ゴルフを本格的に始めて、最初にぶち当たった課題はフルスイングの再現性です。再現性が低いと、スイングをする度にクラブの軌道が違うため、ボールを捉える打感(飛距離)とフェース面(方向性)がバラバラになり、毎回ボールの飛距離と方向性がバラバラでした。そのため、最初に克服が必要な課題はスイングの再現性を高めることでした。

フルスイングの再現性を高めるに、PWでの「左右の片手打ち」と「ハーススイング」の反復練習を徹底しました。左右の片手打ちは最初全く芯で当たりません。特に右手の片手打ちは、ダフったり、トップすることが殆どでまともにボールに当たりませんでした。繰り返すことで少しずつ芯に当たる回数が増えて行きました。左手と右手の片手打ちは、どちらか不得意な方を特に繰り返し練習することで、左右どちらでもクラブの芯付近で捉えられるようになることが目標でした。

左右の片手打ちが芯付近で捉えられるようになったら、PWの両手のハーフスイング(時計の9時と3時の駆動域)で芯でボールを捉え、50ヤードまでのショットは左右のブレ幅が5ヤード以内に収まることを目標に練習をしました。左右の片手打ちとハーフショットが安定してくると、フルスイングの再現性が格段に高まりました。

「片手打ち」と「ハーフショット」の練習方法は、YouTubeチャンネル:Tera-You-Golfがお勧めです。

【片手打ちの練習方法】

 

【ショートスイングの基本練習】

日本での屋外練習場とアメリカでの9ホールのラウンドが中心

左右での片手打ちとハーフスイングがある程度できるようになったら、クラブの番手を何本かに絞って練習をしました。パターを除く当時もっていた10本全てのクラブを練習するのではなく、「PW」→「7番アイアン」→「ドライバー」の3本に絞ってハーフスイングを繰り返し、フルスイングでの再現性が高まるように取り組みました。

日本では、上で紹介した久我山ゴルフ(屋外練習場)にトップ・トレーサーの計測器が設置されたいたので、ボールの軌道(左右の曲がり)と飛距離を数値で確認しながら、ハーフスイング→フルスイングの7割→フルスイングで、同じスイングの軌道でボールが打ち出せるように心掛けました。初心者なので最初は簡単には行きませんでしたので、YouTubeを見て練習してを繰り返しました。

アメリカでは、芝生の上から練習ができるので、PWで「左右の片手打ち」→「ハーフスイング」→「フルスイングの7割」→「フルスイング」を芝生でも再現性が維持できるように順番に練習していきました。日本と違い、芝生の上からのショットは、多少ダフってもクラブのソールが滑ってボールがヒットするマットと違い、よりシビアなクラブの入射角で芯でボールを確実にミートする必要があり、ショットの精度向上に大変役立ちました。

初心者におすすめのゴルフYouTuber

100切りを目指す初心者には、Tera-You-GolfがわかりやすくておすすめのYouTubeチャンネルです。屋外練習場でスマホで自分のスイングを撮影して映像で確認したり、シュミレーションで計測された数値などを参考にフルスイングの再現性を高めるための重要課題を発見することがとても大切です。

ゴルフ中級者レベル(7〜12ヶ月目):スコア90切り達成

主な課題:アプローチショットの精度を高める

フルショットの再現性を高め100切りを達成したら次の課題(スコア90切り)は、グリーン周りのアプローチショットの精度向上だと思います。アプローチショットの精度向上は、パターの回数に大きく影響するため上達するとスコアへの効果が高いです。

アプローチショットの精度を高めるには、PW、AW、SWのどれか1本をアプローチにおける得意クラブにすることです。全てのウェッジを練習するのではなく、どれか1本のウェッジでグリーンまで20〜50ヤードのショットを自信をもって打てるようになることを目標にしました。また、アプローチの打ち方は、「ロブショット」、「ピッチショット」、「ピッチ&ラン」「チップショット」などのいろいろな打ち方がありますが、どれか1種類のアプローチショットができることを目指しました。複数のアプローチショットを練習するのは、この段階では効率的ではありません。私は、PWで「ピッチ&ラン」のアプローチショットだけを練習し、50ヤードまではPWで自信をもってアプローチできるように目指しました。

日本でのシミュレーションゴルフとアメリカでの9ホールのラウンドが中心

アプローチの練習はたくさんのボールを打つため、日本では時間単位で練習ができるシュミレーションゴルフが適切だと思い、いくつかのシュミレーションゴルフの体験を申し込み最終的にSMARTGOLF(スマートゴルフ)のゴールドプラン(利用時間:24時間365日、1コマ:60分、1日上限2コマ)に申し込みました。

スマートゴルフでは、PWで振り幅を変えて10ヤード、20ヤード、30ヤード、40ヤード、50ヤードまで前後5ヤードまでの誤差を目標にキャリーで打てるように練習をしました。その際、飛距離だけでなくボールの左右のブレ幅が5ヤード以内に収まるように心掛けました。

アメリカでのアプローチ練習は芝生からグリーンに打てるので、フェアウェイからラフまでさまざまなボールライ(傾斜)で練習をしました。シュミレーションゴルフで練習したPWの距離感と左右のボールのズレ幅を意識しながらより実践的な練習ができました。アプローチは、芝の長さや芝目の方向、ライの傾斜によって打ち方を変える練習もしました。また、9ホールの練習ラウンドをしながら、アプローチで「寄せワン」がひとつでも多く取れるようにアプローチショットの精度向上に力を入れました。

また、アプローチショットの練習に加え、100切りの時のフルスイングの精度をさらに高めるためには、ゴルフクラブの設計思想に従った「引いて引く」という「ゴルフサイエンス」の考え方が大切であることをYouTubeで知りました。ゴルフクラブを「引いて引く」スイングすることを分かりやすく説明しているYouTube動画を下に載せておきます。

【シングルになりたいアナウンサーの休日ゴルフ:「スイングは手の中で全てが決まる!」】

 

【森守洋のGolf TV:「原理原則 引いて引く」】

 

中級者におすすめのYouTuber

100切りから90切りを目指すゴルフ中級者の課題である、「アプローチショットの精度向上」と「スイングの再現性をさらに高めるための『引いて引く』スイング」を学ぶためにお勧めのYouTube動画を下に載せておきます。

【シングルになりたいアナウンサーの休日ゴルフ:「引いて引くアプローチ!」】

 

【引いて引く】スイングを学ぶためのお勧めYouTubeチャンネル

ゴルフ上級者レベル(13〜16ヶ月目):スコア80切り達成(ベスト:75)

イメージ画像【ゴルフ80切り】1年4ヶ月でアラフィフおじさんゴルファーが達成したプロセス

課題は主に3つ

90切りを達成し、上級者の仲間入りをする80切りを目指すための課題に次の3つ(下の①から③)を設定しました。80台から70切りを達成するには、「85切り」と「ハーフ40切り」の2ステップを途中の目標を刻むのが適切だと思います。

① 85切りの主な課題:コースマネジメント力を高める

85を切るには、「スイングの再現性」と「アプローチショットの精度向上」に加え、Par5とPar3をどのように攻略するかが大切だと思います。90台を切るあたりから、ゴルフはPar5が最もパーが取りやすく、Par3が最もパーが取り難いといわれているからです。実際、私のスコアもそのような傾向がありました。

コースマネジメントでは、「次のショットを考慮して打ってはいけない場所を考えてショットをすること」、「リスクを犯したチャレンジショットを止めること」を特に意識しました。コースマネジメントついては、「吉本巧のYouTubeゴルフ大学」のYouTubeチャンネルがお勧めです。

【吉本巧のYouTubeゴルフ大学:パー3の攻略法】

 

【吉本巧のYouTubeゴルフ大学:パー5の攻略法】

 

② ハーフ40切りの主な課題:パターのレベル(ロングパットの距離感)向上

ハーフ30台を出すには単純に考えると、9ホールでパーを6つ取って、ボギーは3つに抑える必要があります。9ホールで半分以上のホールでパーが必要になります。パーを6つ取るには、パターの打数を減らすことが必須になってきます。そこで、9ホールでパターのパット数の合計を18前後に抑えることを目標にしました。

パターがうまくなるには、(1)カップまでの距離感が合わせられること、(2)ボールの打つ方向をコントロールできること、(3)パッティングのラインが読めること、の3つがあると思いますが、パット数を減らすには、(1)に取り組むことが最優先だと思います。パッティングの距離感を練習するために参考にした、「ひぐけんゴルフ  TV」のYouTube動画を下に載せておきます。

【ひぐけんゴルフTV:パター上達 距離感・ライン取りが格段に良くなる方法】

 

③ 80切りの主な課題:18ホールの集中力の維持

ハーフ30台が達成できたら、それをもうハーフでも実現できれば80切りができます。既にハーフ30台を達成しているので、80切りすることは実力的には可能です。ただ、それを難しくさせているのは18ホールでその集中力を維持することだといわれています。特に、連続でボギーを打してしまったり、ダブルボギーを打ってしまったときに、集中力が切れメンタルが崩壊してしまうことがよくありました。

ゴルフは、自分との戦いであるとよくいわれます。ある程度のレベルに達するとメンタルスポートの要素が強くなるといわれていることからも、集中力の維持がとても大切です。そのため、ラウンドで集中力を維持するためのテクニックとして、下のYouTube動画が参考になりました。

【吉本巧のYouTubeゴルフ大学:80切り 70台は必ず出せる!】

 

【吉本巧のYouTubeゴルフ大学:80切り 将来70台が出るラウンド中の考え方6選】

 

日本でのシュミレーションラウンドとアメリカでの18ホールのラウンドが中心

80切りをするには、「コースマネジメント」、「パターの距離感」、「18ホールの集中力の維持」することが大切だと思います。これらは、実際にラウンドを集中的に重ねることで養われるスキルやメンタルです。

ただ、日本だとゴルフのラウンドは1日がかりになるため、気軽に行くことができません。そこで、シュミレーションゴルフで毎回ラウンドをすることにしました。シュミレーションゴルフなので、実際のラウンドとは違いますが、それでも次のショットを考えたコースマネジメントやPar3とPar5の攻め方などはある程度の練習はできます。また、パターの距離感も実際の距離が目で確認できるわけではないですが、音声で指示された残りのヤード数をパターで打つことでどれくらいショートするかオーバーするかのパターの距離感の調整にはなりました。18ホールの集中力の維持は、実際のラウンドではないのでシュミレーションゴルフだと難しいと思います。

アメリカでは、ホームコースで運動量アップも兼ねバッグを自分で担げば、18ホールのラウンドが平日は36ドル(日本ではラウンドに対して謎のゴルフ税がありますが(笑)、全米が対象かは不明ですが少なくても私がプレイしているコロラド州のパブリックのゴルフ練習場やラウンドでなんと消費税がかかりません!)でできたため、毎週2回18ホールのラウンドを4週間続けました。同じコースを回ると、ティーショットで打ってはいけない場所やピンの位置に応じてグリーンのどこを狙えばよいかといったコースマネジメントを自然に意識する(考える)ようになります。初めてラウンドするコースだとこうは行かないと思いますが、ホームコースでラウンドを繰り返すことで、コースマネジメントが与えるスコアへの影響度の大きさがよくわかります。感覚的ですが、コースマネジメントで5〜10打ぐらいスコアが変わるのではないかと思います。

上級者におすすめのYouTuber

80切りを達成するために必要な3つのステップ、「85切り:コースマネジメント力を高める」、「ハーフ40切り:パターのレベル(特にロングパットの距離感)向上」、「80切り:18ホールの集中力の維持」については、上級者向けにコンテンツを発信している「吉本巧のYouTubeゴルフ大学」のYouTubeチャンネルがお勧めです。

まとめ

スコア120超からベスト75を出すまでの約16ヶ月間で、どのようなことを課題に捉え、どのようなコンテンツを参考にして練習やラウンドをしてきたのか時系列に書いてみました。

始めてラウンドするコースでのコースマネジメントやショットの精度向上など、まだまだ伸び代は多いと感じています。今後も、このような課題克服が大切だとか、こういう練習が効果的だったなど出てくると思います。そのときは、この記事をアップデートしたり、また新たな備忘録を記事にしたいと思います。

自分の経験から、アラフィフでも、熱量をもって、上達に向けた適切な課題設定ができ、一定以上の練習量が継続できれば、80切りは十分達成可能だと思います。本記事が、ゴルフがうまくなりたいと思うゴルファーの参考になればとても嬉しいです。

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ABOUTこの記事をかいた人

ビジネスパーソンのリスキングを支援するパラレルキャリア研究会を主宰。 【経歴】 京セラ→アマゾンジャパン→ファーウェイジャパン→外資系スタートアップ→独立(起業)。早大商卒、欧州ESADEビジネススクール経営学修士(MBA)。「デジタル戦略コンサルティング(社外のデジタル戦略参謀)」、「講師業」、「Webアプリ開発」、「データサイエンス」を生業にするパラレルワーカー。