別記事「30代から50代のビジネスパーソンが英語を学ぶべき理由」では、ビジネスパーソンにとっての英語の重要性について語られております。
著者自身、先日、社会人となってはじめてとなるTOEIC L&R テストを受験してきました。
本記事では、
- TOEICを初めて受験する人向けの、おすすめの教材を知りたい
- TOEICを久しぶりに受験するけど試験までの日数が少ない
という人に向けて、TOEICスコア520だった著者が、短期間の学習でスコア780まで伸ばすことの助けとなった3つの学習コンテンツ&手段について紹介していきます。
TOEICスコアを短期間で520から780まで伸ばす助けとなった3つの学習コンテンツ
著者属性
はじめにTOEIC&英語に関する著者の前提を書いておきます
- TOEICは大学生時代に受けたきりで、今回15年以上ぶり
- 大学時代に受けたTOEICスコアは520
- 社会人になってから、英語学習は約5年続けた週1回の英会話のみ
- 机上の学習や英語アプリでの学習はほぼなし
- 業務での英語使用頻度は、読む > 書く > 聞く > 話す の順
- TOEIC対策はTOEIC本番2カ月前より開始
つまり、社会人になってから、業務で英語を使用する機会こそあるが、英語を学ぶという観点ではほぼ何もしてこなかったと言えます。
しかし、大学生時代のスコアが520だった著者が、蓋を開けてみると、780までスコアを伸ばす結果となりました。
ということで、ここからは、そんな著者がTOEICを申し込みしてから試験本番までの2カ月間の短期間で、TOEICというある種のゲームを攻略するために取り組んだ学習法と学習コンテンツを紹介していきます。
① TOEIC公式問題集
1つめに紹介する学習コンテンツは「公式TOEIC(R) Listening& Reading問題集(一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)」です(公式サイトリンク)。
同書は、TOEIC試験を開発するETS(Education Testing Service)が制作する唯一の公式問題集となります。
同書の特徴は、
- 問題は全て、TOEIC本番の問題を作成するETSが作成
- リスニング用音声はスマホ/PCにダウンロード可能
- リスニング問題はTOEIC本番と同じスピーカー音声
- 本番と同じフォーマットのマークシートが付録
- 参考スコアの算出が可能
など挙げられます。
TOEICを15年以上ぶりに受験することとなる著者にとって、何よりも優先されたことは、「TOEICの試験そのものを理解すること」でした。
そして、多くの人にとって、試験内容を知るための王道とも言える手段は、公式問題集をやることであり、著者自身も例にもれず同書を4冊購入し、
- TOEICとは、どのような試験なのか?
- 時間配分はどうすればいいか?
- 試験本番までに克服しなければならない点は何か?
を意識しながら、公式問題集に取り組みました。
② Udemy TOEIC対策講座
2つめに紹介する学習コンテンツは「TOEIC(R) L&Rテスト 600点短期集中!問題の解き方を最適化して1週間で100点アップする講座(加藤草平)」です。
同コンテンツは、YouTubeでTOEIC学習関連のコンテンツを多く提供している「猛牛先生チャンネル」を運営する加藤草平氏が、2021年9月よりオンライン学習プラットフォーム「Udemy」でリリースしたコンテンツとなります。(Udemyリンク)
私が同コンテンツで学習を行った理由は、公式問題集をこなしていく過程で、
- 公式問題集の試験を時間内に解くことができない
- TOEICという試験は、解き方のコツを知るか知らないかでスコアが変わるはず
と、考えたためです。
同コンテンツの特徴は、
- TOEICパートごとの解き方のテクニックを学ぶことができる
- 動画形式でどこでも学ぶことができる
- スコア600点未満の人は本コンテンツのノウハウを知ることで50点~100点程度アップが期待できる
- 解き方のノウハウ集はPDF資料としても配布される
- 2,000円前後で購入可能(割引キャンペーンによる)
です。
当初、公式問題集での時間切れマーク数が30程度あった私ですが、同コンテンツで解き方テクニックを身に着けられたことで、時間切れマーク数を10以下にまで改善することができました。
TOEIC初学者である著者にとって、同コンテンツとの出会いがなかったら、TOEICスコアは実際より100点以上低いものになっていたものと思われます。
数あるTOEIC試験の攻略コンテンツの中で、同Udemyコンテンツを選んだのは、偶然の要素もあったのですが、TOEIC初学者に自信をもってオススメできるコンテンツと言えます。
③ 出る単特急 金のフレーズ
3つめに紹介する学習コンテンツは「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ(TEX加藤著/朝日新聞出版)」です。(Amazonリンク)
同書は、通称「金フレ」として、TOEIC受験者の間ではメジャーな一冊です。
同書の特徴は、
- TOEICで頻出の単語を1000語収録
- 音声コンテンツが無償でダウンロード可能
- 単行本サイズ(17.2 x10.7cm)で荷物にならない
- 単語なので通勤時間などスキマ時間で学習が可能
私自身、久しぶりのTOEIC試験の前に本書で学習しておいたことで、TOEICのために備えておくべき単語力を、短期間で身に着けることが出来たと実感しています。
まとめ
今回は、TOEICスコア520だった著者が、短期間の学習でスコア780まで伸ばすことの助けとなった3つの学習コンテンツ&手段について紹介していきました。
① TOEIC公式問題集
ゲームのルールを知らなければ、ゲームをすることは出来ません。そして、試験においても、出題形式や時間配分などの試験の戦い方を知ることは、何より重要な戦略と言えます。その観点より、公式問題集は受験者必須の1冊と言えます。
② Udemy TOEIC対策講座
ゲームのルールを知った次は、そのゲームの攻略法を知ることで、ゲームに勝てる可能性が高まります。そして、TOEICは試験の攻略法を知っているのと知らないのとの違いで、届きうるスコアに差が生じる試験であると言えます。その観点より、TOEIC試験の攻略法をしっかり抑えておくことは、限られた時間でスコアを最大化させるための最短の手段と言えます。
③ 出る単特急 金のフレーズ
最後に、ゲームのルールと攻略法を学んだならば、あとは個人の実力で勝負は決まります。そして、TOEICにおいて、短期間でスコアアップを狙えるアプローチのひとつは、Readingパートでのスコアアップであり、単語力を身に付けることです。そして、TOEIC試験に特化した単語帳である「金フレ」は、多くの人にとっておすすめできる一冊と言えます。
この3つの学習コンテンツの1つでも欠けていたら、私のTOEICのスコアは実際より低いものとなっていたと思います。
そして、TOEIC受験申込をしてからの限られた時間の中でTOEIC試験対策をするという観点でも、過不足のない学習コンテンツであったように思います。
TOEICは個人の英語能力を完全に表すことのできるツールではありませんが、日本の就職&転職活動や、一部企業の昇進条件などで用いられるメジャーなツールであることは間違いありません。社会人になってから一度もTOEICを受けたことがないビジネスパーソンの方は、自分自身の英語スキル棚卸しの機会だと考え、一度受験してみてはいかがでしょうか?
じゃあ
パラレルキャリア研究会では、ビジネスパーソンの自学習の習慣を促す活動のひとつとして「もくもく会」を行っております。
「もくもく会」は、仕事が忙しい中であっても自学習の習慣を途切らせることなく継続させることを後押ししてくれる仕組みです。
著者自身も、TOEIC学習においても「もくもく会」の場を有効活用しました。
もくもく会は「パラレルキャリア研究会(パラ研)新規メンバー募集のご案内」の記事の中でも紹介しております。興味のある方はこちらの記事も、ぜひアクセスしてみてください。