私のデータサイエンティスト検定合格の軌跡 ~ 何時間勉強した?どうやって対策したの?

受験勉強

 

私事ではありますが、2022年12月に受験したデータサイエンティスト検定リテラシーレベル(以下DS検定)に挑戦し合格することが出来ました

 

ということで、今回の記事では、

  • DS検定合格までの学習時間の事例を知りたい
  • DS検定合格までの学習軌跡を聞いてみたい

 

という人に向けて、「私のデータサイエンティスト検定合格の軌跡 ~ 何時間勉強したの?どうやって試験対策したの?」と題して、著者のDS検定合格までの軌跡を紹介していきます。

 

 

私のデータサイエンティスト検定合格まで軌跡。何時間学習した?どうやって試験対策したの?

 

スタート地点

 

著者の属性

 

まずはじめに、著者自身の属性を示しておきます。

  • 理系出身であり数学は苦手ではない(なかった)
  • 本業の実務はデータサイエンティストではない
  • 2021年に統計検定2級を取得

 

ということで、理系出身であり統計検定2級を取得しているということから、DS検定の試験の内容を、まったくのゼロベースから学び始めたわけではありません。

私の統計検定2級合格まで軌跡。何時間学習したの?どうやって試験対策したの?

 

何カ月前から学習を始めたのか?

 

著者は、2022年12月3日に、DS検定(リテラシーレベル)を受験しました。

そして、DS検定の試験対策を始めたのは、2022年8月24日となります。

つまり、今回、学習を始めてから試験までおおよそ3カ月強で合格を手にすることができた形となります。

 

合格まで何時間勉強したのか?

 

著者がDS検定の合格までに費やした学習時間は、ずばり23.4時間です。

著者が統計検定2級に費やした67.5時間と比較すると半分以下の学習時間となります。

 

この学習時間は、技術評論社から出版される「最短突破データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック(通称公式本)」と、インプレス社から出版される「徹底攻略データサイエンティスト検定問題集(通称黒本)」の学習時間で構成されています。

一方で、「YouTubeでDS検定関連の動画を見ていた時間」は含めておりませんので、その点はご了承ください。

 

では、次に月別の学習時間を見ていきます。

  公式本(時間) 黒本(時間)  学習時間割合
 8月  1.6  0.0  7%
 9月  2.0  0.0  9%
 10月  3.8  0.0  16%
 11月  2.1  9.7  50%
 12月  3.4  1.0  18%
 合計  12.8  10.7  100%

 

8月に試験の申し込みを行い、資格試験に向けての勉強を始めましたが、学習時間は試験が行われた前月の11月に集中していたことが分かります。このことより、データサイエンティスト検定は、短期集中型で十分合格が狙える試験と言えます。

 

上記の学習時間は、スマホアプリ「Studyplus」で記録管理をしておりました。本アプリは使い始めてかれこれ5年ほどになる、著者の自学習のモチベ維持のお助け役的存在でもあります。

なお、「Studyplus」については、別記事「社会人の自学学習を習慣化するお助けツール」でも紹介されているので、気になった方はこちらの記事も参考にしてみてください。

 

合格までの学習の流れは?

 

次に合格までの学習の大まかな流れについて紹介します。

著者の合格までのフェーズは大きく4つのフェーズに分けることができます。

  1. 事前学習なしに模試をやってみる
  2. データサイエンティスト検定の出題範囲を抑える
  3. 2回目の模試&黒本をやってみる
  4. 黒本で解けない問題を重点的に理解する

 

それぞれのフェーズがどのようなものだったかを紹介します。

 

1.事前学習なしに模試をやってみる

 

著者は統計検定2級やそれ以外の学習を通じて、データサイエンスに関する知識はゼロではない状態からのスタートでした。

そのため、本試験への申し込みをした後、学習のとっかかりとして、公式本の最後にある模擬試験(45問)を行いました。

 

結果的には、正答率78%(35問/45問)の結果であり、かつ試験時間にも余裕をもって終えることができたました。

 

まずまずの正答率であったことから、試験の難易度を推測することができましたが、同時にデータエンジニアリングとAIが苦手そうだと認識することもできました。

上記の通り、本模擬試験後の採点は行いましたが、過去問がない本試験において、本模擬試験などの問題は貴重な問題源となると思われたため、この時点で正答確認などは行わず、また次回、新鮮な気持ちで模試に取り組めるよう配慮しました。

 

2.データサイエンティスト検定の出題範囲を抑える

 

9月〜10月の間は、まだ試験モードにはなっていないため、週1のペースで(後述するもくもく会の時間だけで)、公式本を読み進める形での学習を進めていきました。

当然、これまで知らなかった内容や聞いたことはあるけど理解が浅い内容など含め、大まかな出題範囲&内容を押さえる期間となりました。

 

3.2回目の模試&黒本をやってみる

 

一度、通称公式本を読み終えた後、再び、同書にある模擬試験に挑戦しました。試験1ヶ月前となる10月下旬のタイミングです。

公式本を読み終えた後の理解度チェックが主な位置付けでした。ただし、残念ながら、正答率76%(34問/45問)と、事前学習なしで取り組んだ前回の結果を下回る結果に愕然するとともに、やはり、漠然と本(文章)を読んでいるだけでは頭の中に入っていない事実を認識することができました。

 

 

4.黒本で解けない問題を重点的に理解する

 

最終的に、著者は公式本の模試を4回、黒本は2周黒本を2周、公式本の読学を2周行いました。

 

特に、試験の前月となる11月の間は、黒本を解いては間違えた問題あるいは自身がなかった問題の正答を確認し、うろ覚えな箇所を強化することに重点を置き学習を進めました。

そして、間違った部分は記憶が怪しい部分の用語や計算問題などについては、カンペを作成し、自分の苦手分野を明示的に抽出することも行い対策しました。

 

結果として、公式本&黒本の内容であれば、9割以上は理解し解ける状態まで仕上げました。

そして、これだけ解けるようになれば、たぶん合格できるだろうという自信を持って、試験当時を迎えました。

 

 試験当日

 

CBT試験では午後の試験枠で申し込みを行なっておりましたが、試験当日の午前中は、最後の公式本の模擬試験に取り組むことで、まだ確実に理解できていない箇所の点検を行いました。さらに、事前にまとめていた、苦手分野のカンペを電車の中で確認するなどを行い、試験本番に臨みました。

CBT試験会場には予定より30分以上前に到着したのですが、申し込み時間の30分以上前にも関わらず試験を受ける形となりました。

試験会場に着いた後に受付を済ませた後に、待合室で最後の仕上げをしようと考えていたのですが、結果的にはで叶わなかった形となったため、試験を受ける際には注意した方が良いかもしれません。

 

そして試験本番、実際の試験で出題される問題は、模擬試験や問題集で出題される問題とは違う出題パターンの問題も少なくなかったため、決して簡単ではないように思います。

 

しかし、本記事でご紹介した通りの学びを経た証として、CBT試験の結果で正答率9割以上のスコアを取ることができました。

 

実際の試験の内容についても、別記事で紹介したいと思いますが、いずれにしても、合格ラインが8割以上と言われている本試験において、著者はデータサイエンティスト検定(リテラシーレベル)の合格を手に入れることができました。

 

統計検定2級はCBT方式に統一へ。CBT方式とは?

 

まとめ

 

今回の記事では「私のデータサイエンティスト検定合格の軌跡」というテーマで、著者の実体験を紹介しました。

著者のデータサイエンティスト検定合格の軌跡は以下の通りでした。

  • 学習開始時期:約3カ月前
  • 学習時間:23.4時間
  • 合格までの流れ:公式本+黒本の繰り返し

 

今回ご紹介したアプローチは、どこまで再現性があるのかはわかりませんが、これからDS検定にチャレンジしてみようと考えている人を後押しできる情報になれば嬉しいです。

 

最後に、今回著者は、DS検定の学習を、パラレルキャリア研究会の活動のひとつの「もくもく会」の仕組みを有効活用しました。

 

この「もくもく会」は、ビジネスパーソンが本業で忙しい中であっても、自学習の習慣の継続を助けてくれる良い仕組です。「もくもく会」は「パラレルキャリア研究会(パラ研)新規メンバー募集のご案内」の記事の中でも紹介しておりますので、そちらの記事ものぞいてみてはいかがでしょうか。

私たちは20代から50代のビジネスパーソンに向けて、パラレルキャリア研究会というコミュニティーを運営しています。当研究会はデータサイエンスについても互いに学び合う場を提供しています。

私達と一緒に学んでみたいという意欲のある方、データサイエンスの自学自習に少しでも興味がある方は、お気軽にこちらからお問い合わせください。

じゃあ。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

パラレルキャリア研究会創設メンバー 岩手県出身。東北大学工学部卒、同大学院工学研究科修了。半導体メーカーに入社後、エンジニアとして半導体製品の企画・開発に従事。30代後半に軸ずらし転職でキャリアをシフト。本業の傍ら独学でPython&統計学を学習中。1児のパパ。趣味は日本酒、ロードバイク。中小企業診断士、SAKE DIPLOMA。