社会人のスキマ時間勉強に役立つガジェット5選

社会人のスキマ時間勉強に役立つガジェット5選のアイキャッチです

これからの時代に活躍する30代から50代のビジネスパーソンにとって、自身の能力の向上を図る「能力開発」が大切であるという点についてはビジネスパーソンの能力開発を阻む3つの壁でご説明しました。そして、そんな社会人の能力開発を助長する学習の習慣化を促すおすすめのツールについては社会人の自学学習を習慣化するお助けツールにてご紹介しています。

とはいえ、忙しいビジネスパーソンにとって、まとまった勉強時間の捻出が簡単なことではない、ということも理解できます。そんな時にこそ活用してほしいのが、日々の「スキマ時間」です。今回は、日常的に発生するスキマ時間を勉強時間として活用するためのおすすめのツールをご紹介します。

意外とある!社会人のスキマ時間

毎日仕事に追われて勉強時間がない……!というのは多くのビジネスパーソンに共通した悩みです。一方で、日々のスケジュールを見直すと、意外と「名もない時間=スキマ時間」があることに気付きます。例えば下記がその例です。

・身支度を整える時間
・予定と予定の合間
・食後の昼休み
・お風呂の時間
・就寝の直前

どんなに多忙な方でも、これらの時間は見つかるはずです。「たかが5分、10分」と思いがちですが、積み重ねればまとまった時間になります。机に向かい、腰を据えて行う勉強とは内容を分けることで、より効果的にスキマ時間を活用できるようになります。そのためには、適切なツールのチョイスも大切なのです。

スキマ時間の活用におすすめのガジェット

・スマートスピーカー

音声認識・音声操作が可能なスマートスピーカーは、自宅でのスキマ時間の学習にもってこいです。身支度を整えている間にPodcastなどで興味のある分野の話を聞いたり、英語のニュースを流したり、夜寝る直前にオーディオブックを読み上げてもらったりと使い方は多岐にわたります。また、音声認識する言語をバイリンガルモード(日本語と英語)に設定して、英語で話しかけることでスピーキング(発音)の精度を高めるといった使い方もできます。

・タブレット&スタイラスペン

社会人のスキマ時間勉強に役立つガジェット5選の写真です勉強内容のまとめや思考の整理には、タブレットとスタイラスペンの組み合わせが最強です。電子書籍のスクリーンショットやメモ書き、インターネット検索で仕入れた情報などを簡単にまとめることができ、理解の深化に役立ちます。デジタルデータとして保存しておくことで、ノートと比較して後々の検索がしやすく、外出先からでも思い立った時に過去のノートを参照できるのは大きなメリット。スマートフォンでも代替できないことはありませんが、やはり画面が大きくスタイラスペンで書き込めるタブレットが便利です。

・電子書籍リーダー

社会人のスキマ時間勉強に役立つガジェット5選の写真です外出先でのスキマ時間に参考書の続きを読んだりする際に便利です。タブレットでも代替可能ですが、電子ペーパーを搭載した専用端末のほうが軽量かつコンパクトで目が疲れにくい、充電の持ちが良い、インターネットの利用が制限されて読書に集中できる、といったメリットがあります。通勤時間の読書のほか、防水機能付きの端末であればお風呂の時間にも読書ができます。

・ワイヤレスイヤホン

社会人のスキマ時間勉強に役立つガジェット5選の写真ですオーディオブック、動画、音声メディアなどを聞く際におすすめなのがワイヤレスイヤホンです。さらにその中でも、骨に振動を伝えて脳に音を届ける骨伝導イヤホンがおすすめです。耳をふさがないため周囲の音を拾え、またカナル型やインナーイヤー型のイヤホンと比べて耳への負担は軽減されます。そのため、家にいる時間は終始装着してオーディオブックなどを常に流しておくという使い方も可能です。ただし、人によっては合わないケースもあると聞きますので、まずは家電量販店などで試し聴きをしてみるとよいでしょう。

・スマ単

社会人のスキマ時間勉強に役立つガジェット5選の写真ですこちらはやや変わり種となりますが、デジタル文具の「スマ単」もおすすめです。これはノートに書いて作成した単語帳を、デジタルデータとしてスマートフォンなどで利用できるというものです。専用のノート、もしくは無料でダウンロードできる専用の用紙に質問と答えを書き込み、専用アプリで撮影すると、その単語カードがアプリに取り込まれます。ノートは行間が広めのデザインになっているため、英単語などのほか、数学の公式や専門用語の暗記などにも使えます。アプリにはランダム表示や、間違えたカードだけを表示するなどの機能もついており、効率的に反復学習ができます。

・番外編:スマートフォン

社会人のスキマ時間勉強に役立つガジェット5選の写真ですこちらは敢えてご紹介するまでもありませんが、現在ではさまざまな学習系アプリが登場しているほか、PodcastやVoicyなどの音声メディアはもちろん、Udemy、schooなどの学習サイト、またYouTubeでも学習系の動画が充実しています。今までスキマ時間に何となく行っていたネットサーフィンやゲームなどをこれらに代替することで、無理なく勉強時間を確保できるでしょう。

まとめ:

30代から50代のビジネスパーソンの希少価値を高める能力開発には、日々の学習が不可欠す。これまで何気なく過ごしてきたスキマ時間も、集めれば立派な勉強時間になります。そのためには、モチベーションだけではなく適切なツールも必要です。今回ご紹介したツールはどれも、スキマ時間の活用に役立ってくれるでしょう。

私たちは30代〜50代のビジネスパーソンの能力開発をテーマに、「パラレルキャリア研究会」というコミュニティーを立ち上げ、共感しあえる仲間と興味あるテーマを学ぶ場を提供しています。現在、新規メンバーを募集しており、活動内容等につきましてはパラレルキャリア研究会(パラ研)新規メンバー募集のご案内でご紹介していますので、そちらをご覧ください。キャリアアップのための能力開発に興味のある方のご参加をお待ちしています。

[article-banner-2]

ABOUTこの記事をかいた人

ビジネスパーソンのリスキングを支援するパラレルキャリア研究会を主宰。 【経歴】 京セラ→アマゾンジャパン→ファーウェイジャパン→外資系スタートアップ→独立(起業)。早大商卒、欧州ESADEビジネススクール経営学修士(MBA)。「デジタル戦略コンサルティング(社外のデジタル戦略参謀)」、「講師業」、「Webアプリ開発」、「データサイエンス」を生業にするパラレルワーカー。