人生の最後で後悔しないために!今しかできない経験にお金を使おう

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私は30代から50代のビジネスパーソンの能力開発を支援する学習コミュニティ「パラレルキャリア研究会」を運営していますが、そこでは「働き方」に加えて「生き方」もテーマとして扱っています。

日々忙しい生活をしていると、つい「働き方」ばかりに目を向けがちですが、今回は人生の豊かさに関わる「生き方」の部分についてお話をしたいと思います。

貯蓄額と人生の豊かさは直結しない

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本メディア「CrossKnowledge」にも「ファイナンシャルリテラシー」がカテゴリーにあるように、現代は「お金を蓄える、備える」という考え方が主流です。しかし「貯蓄」と「人生の楽しさ」は本当のところ別の話です。日本人はお金を貯めることが好きな傾向にありますが、お金を貯めるだけではなく「使う」ことも同じく重要なのです。そうしないと、貯めるだけ貯めて使わないまま亡くなってしまうということが起こり得ます。

事実、老後に備えて一生懸命お金を貯めたものの、蓄えを残したまま亡くなってしまうケースが圧倒的に多いようです。使い切れないお金を貯めるために定年後も再雇用で働いたり、人生で一番貴重な時間をやりたくもない仕事のために使っているとしたら、それは本当に幸せなことなのでしょうか。実際のところはそこまでしてお金を貯めなくてもいいのです。もちろん、いつ亡くなるか分からないから備えておきたいという気持ちも分かりますが、お金を稼いで多く所有していることと幸福度は全くもってイコールではないのです。

支出が収入を上回る日は往々にして来ない

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「お金が貯まる」状態というのは、単純に言えば収入よりも支出が少ない状態です。しかし日本人は(実際のところ外国人であっても)、最後まで貯め続けて亡くなるケースが多いようです。収入を支出が上回らなければ、貯蓄というものはなくなりません。どこかのタイミングで収入よりも多く使わないと、蓄えをしている意味がないのです。

同様に、過度に高額な収入を追い求めるのも考えものです。年収が1000万円、2000万円あっても使い切れるならいいのですが、必要もないお金を稼ぐことだけに時間と労力を使うくらいであれば、何か他の事をやったほうがご自身のためになります。収入は上げようと思えばキリがありません。それよりも人生の貴重な時間を取られないほうが大事です。

これらの考え方は『Die with Zero』という本で詳しく述べられていますので興味のある方は参考にしてみてください。

人生において何にお金を使うべきか

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それでは何にお金を使えばいいのかということですが、私は「今しか出来ない経験」に思い切ってお金を使うべきだと考えます。別記事「社会人向け無料キャリアカウンセリングのご案内」でも少し触れていますが、「やりたいこと」には大抵の場合、賞味期限があります。ワーキングホリデーのように法律で分かりやすく期限が決められているものもありますし、例えばシェアハウスに入居するにしても20代と40代とでは周りへの溶け込み方や、得られる学びも異なります。そのため、その時にしかできないものというのがあれば思い切ってお金を払って経験すべきですし、事と次第によっては借金してでもやるべきだと考えます。

人生の最後で後悔しがちなこととは

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これは有名な話ではありますが、高齢の方に後悔していることを聞くと、何かを「買わなかった」よりも「やりたい事を諦めてしまった」という方が圧倒的に多いといいます。何かを買った、持っていたという物理的なことはあまり記憶に残らず、それよりも経験や思い出が強く残るようです。このことからも、今しかできない経験にお金を払うことが、幸せな生き方に直結することが分かります。

これは自分を例に考えても納得がいきます。私は30代でスペインに2年間の留学をしましたが、学費や生活費として1,500万円が必要で、当時は借金をして行きました。この経験から、よく留学を志されている方から「1,000万円もかけて留学する価値はありますか、元は取れますか」とよく質問されるのですが、私はそういう質問をされた方には概して「行かない方がいいですよ」とお答えしています。

実際のところ、留学をしたところで元が取れる保証はどこにもありません。しかし、この「留学をする」ということはせいぜい30代までしかできない選択でもあります。留学先でも同級生がその程度の年代のため、いきなり年配の方が行っても溶け込むのが難しいのです。そのため、その経験をしてみたいと思うのであれば、絶対に行った方がいいと思います。実際、私は借金をしてでも行って良かったと思っています。そのお金で、その時にしかできない経験(体験)を買ったとも言えます。

まとめ:

どこかに行く、誰かと話をする、何かを見るという体験は、その時にしかできないことであり、そういうものに積極的にお金を払うことに価値があります。これは社会人の能力開発においても同じです。能力開発自体は脳の衰えはあるにせよ、後からでもできないことはありませんが、得た知識の実践には、やはり賞味期限があります。どの年代の方にも「今しかできない体験」というものはあるのです。

最近では、様々な方の「今しかできない経験」の後押しをしたいと思い、社会人を対象にした無料のキャリアカウンセリングも開始しました。初回のヒアリングからスタートし、それぞれのご相談者様に応じたワークショップを通じて、ご自身の志向や価値観、強みや弱みなどを明らかにし、中立的な立場から今後のキャリア形成についてアドバイスいたします。

現在のキャリアに不安を抱えている方、今後のキャリアについて考えたい方は、こちらよりお申し込みください。

※無料キャリアコンサルティングの詳細は別記事社会人向け無料キャリアカウンセリングのご案内にて、無料カウンセリングを開始する経緯や私の思いなどについては別記事インタビュー「経験豊富なビジネスパーソンにとってのキャリアカウンセリングの重要性とは」でご覧いただけます。

ABOUTこの記事をかいた人

30代から50代のビジネスパーソンの能力開発を支援するパラレルキャリア研究会を主宰。 【経歴】 京セラ→アマゾンジャパン→ファーウェイジャパン→外資系スタートアップ→独立(起業)。早大商卒、欧州ESADEビジネススクール経営学修士(MBA)。「デジタル戦略コンサルティング(社外のデジタル戦略参謀)」、「講師業」、「Webアプリ開発」、「データサイエンス」を生業にするパラレルワーカー。